「あいこだ。」

「気が合うね、李厘ちゃん。」

自然と笑みが零れてしまう。
感情表現が豊かな李厘はあたしがにっこり笑うと、少し照れたように指で頬を掻いた。

「えへへぇ・・・あ!そんなコト言って油断させる気だなぁー!!今度は絶対負けないぞ!」

すぐに真剣な眼差しになると、次は何を出そうかとじっと手を見て考えている。

・・・う〜ん、やっぱり可愛い。



思わず衝動に駆られて抱きしめたくなったが、怪しまれるので止めた。
かくれんぼをするには鬼がいなければ始まらない。
あたし達は再びじゃんけんをした。





さて、貴女は何を出しますか?

★  ぐー
☆  ちょき
★ ぱぁ